復縁のために執着を手放す
長年私が取り組んでいる課題、それは元彼との復縁。
詳細はまた別の記事で書くつもりだが、私には8年間想い続けている元彼がいる。
彼とは私の強い依存が原因で5年前にお別れした。まあ典型的な「釣った魚に餌をやらない」タイプの男性で、付き合うまではマメに連絡をしたり、こちらに強い関心を向けてくれていたものの、同棲した瞬間にゲーム&友人との通話三昧。自分からはほとんど連絡せず、私が何をしようがほとんどおかまいなし。なぜ一緒にいるのかわからないレベルの放任主義だった。
慣れや安心感からそういった態度に出るのはわかる。しかし、その態度の格差に私は「私が魅力的じゃないから放置されるんだ」「やはり私は愛されない」「私がいつも不安になって怒ってばかりいるから」とますます不安になり、その不安をぶつけては喧嘩の毎日。ついに向こうが根を上げて別れることになってしまった。
もうこれは愛よりも依存や執着が強いのだろうと私自身も気づいている。付き合い始めの頃の優しかった彼を取り戻すためにすっと足掻いている。私が至らない人間だったから、彼があんな冷たい人間になってしまったのだと今も自分を責めている。
これを友人や家族、カウンセラーに言っても「そんなのは依存だ」「新しく次の人を見つけた方があなたのためになる」「時間の無駄だ」と。
私もそんなのは頭では分かっている。
だからこそ、一時は諦めようとしてマッチングアプリで色んな男性とデートしたり、街コンに行ったり、SNSで知り合った男性にデートに誘われたら出向いてみたり、別の男性とお付き合いしたり、新しい趣味を作ったり、交友関係を大量に広げてみたり、転職したり、推しを作ったり、切り替えるために様々な努力をしてきた。
でもダメだった。何をしても「元彼ならこうしてくれた」「元彼とはもっと面白い話ができた」「あの人より惹かれる人はいない」「私を分かってくれるのは彼しかいない」
彼を忘れようと足掻けば足掻くほど元彼への執着が強まっていく。
誰に話しても「その元彼と一緒にいるのは貴方のためにならない」と言われるから誰にも相談しなくなっていった。
私は別に解決策が欲しいわけでも、彼と離れたいわけでもない。貴方なら彼と復縁できるよ、応援しているよと言われたかった。
カウンセラーからも「それは執着だ」と断定されたのが腹ただしかった。確かに執着はしているかもしれない。でも、彼に対する愛情も確かに存在していると断言できる。それをただの執着や依存だとかそんな言葉で勝手に切り捨てられたくない。
元彼とはまだつかず離れずの距離感で友人としてやっていたが、ついに彼に彼女ができた。彼女ができてトントン拍子で同棲に漕ぎ着いた二人の姿を見ると涙が止まらなかった。彼の幸せを祈ると同時に、私を選んでくれなかった怒りや憎しみ、置き去りにされる不安に苦しめられる日々。
そんな時、この本を見つけた。
復縁について必死に調べているうちにこの本の著者のブログに辿り着き、片っ端から記事を読み漁り、そしてこの本を購入した。
これを読んで、私はふと
「なんかもう、自由になりたいな」
という気持ちが浮かんできた。
もう8年も彼のことを思い続け、彼の顔色を伺い、彼に好かれようとする自分に疲れてしまった。
とはいえ私は正直まだ諦められていない。諦めてはいないが、この本に書いてある通りに「手放してみる」という選択肢もありなのではないかと思えてきた。
正直に言うと「執着手放したら彼が戻ってくるかも!」みたいな下心が若干あるのは否めない。この本ではそういった期待を持つのは望ましくないと注意書きがされていたが、そう思ってしまうものはもう仕方がない。
ということで、手放しワークを最低でも10回はやってみようと思う。10回でも執着が取れないなら20回。手放しワークが8年間元彼に執着をし続けた女にも有効なのかどうか実験してみることにする。